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【第4弾】藻場を再生して水産資源回復とCO2を減らそう|持続可能な漁業と地球環境保全を目指して

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

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寄付金額 175,000

8.7%

目標金額:2,000,000

達成率
8.7%
支援人数
8
終了まで
74
/ 90

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2024年5月17日~2024年8月14日(90日間)

佐賀県庁 × NPO法人 浜-街交流ネット唐津

プロジェクトオーナー

NPO法人 浜-街交流ネット唐津は、消費量の魚離れや水産資源の減少等による漁家経営の悪化及び後継者不足にともなう産地機能低下等の課題を解決するために、漁業者自らが設立した組織です。
魚料理教室や漁業体験を通じた消費者との交流事業、漁業者の6次化支援事業、藻場再生や海洋プラごみ回収等の漁場環境保全事業等を行っています。
今回のプロジェクトは、皆様からの寄付で2022年から開始しており、1年目は対象海域面積の8%、2年目には25%で藻場再生に成功しています。
その結果、魚の産卵場としての機能や稚魚の育成場として機能が回復しつつあります。また、ブルークレジット(海藻が吸収するCO2を企業等が購入する制度)申請基準面積をクリアーしましたので申請を検討中です。

磯焼けが水産資源と地球環境に及ぼす悪影響をストップ

藻場の役割は、魚介類のの育成・保護と地球環境保全

藻場は海藻が繁茂している場所で、魚介類にとって産卵場、稚魚育成場、餌場等の多様で重要な役割を果たしています。
また、一方で、光合成による二酸化炭素吸収・炭素固定(ブルーカーボン)、酸素供給等の地球環境保全にとって重要な役割を果たしています。

ところが、近年、海水温の上昇により、これまで唐津の沿岸域には生息していなかった南方系で大量に海藻を食べるウニ類のガンガゼが増え、藻場の消失(磯焼け、海の砂漠化)が広域でみられています。

ガンガゼは、アカウニやムラサキウニに比べ味が劣ることから商品価値が低く漁獲対象となっていません。
その結果、ガンガゼが増えすぎて磯焼けした海域では、本来生息するアワビやウニ等が減少するとともに、魚介類全体に大きな影響を及ぼしています。

一方で地球温暖化対策として二酸化炭素などの温室効果ガスの削減目標が示されており、これまで二酸化炭素吸収源として森林による吸収・固定(グリーンカーボン)が大きいとされてきましたが、2009年、国連環境計画(UNEP)が報告書『ブルーカーボン』を発表し、CO2吸収源としての海の可能性を提示しました。地球温暖化対策としても藻場の回復が期待されています。
【参考】海の森 ブルーカーボン CO2の新たな吸収源(国土交通省港湾局 2021年3月)

ガンガゼ駆除と母藻投入による藻場再生とガンガゼの有効利用

1.ガンガゼ駆除と母藻設置による藻場再生

これまでの海域をさらに拡大して、ガンガゼ駆除と母藻投入を実施します。

1.ガンガゼ駆除と母藻設置による藻場再生

2 .藻場再生による地球温暖化対策

小さな取り組みですが、藻場回復により二酸化炭素の吸収効果を高め、地球温暖化抑止に貢献します。

※SDG's13.気候変動に具体的な対策を(気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る)

2 .藻場再生による地球温暖化対策

寄付金の使い道

◆目標金額 2,000,000円
1)寄附金の使い道
 〇ガンガゼ駆除・母藻投入経費  500,000円
 〇事業管理費      700,000円
 〇返礼品代、送料    500,000円
 〇県手数料        300,000円
・目標金額に達しなかった場合は、規模を縮小して実施します。
・目標金額以上の寄付が集まった場合は、規模を拡大して実施します。

藻場再生による水産資源回復とCO2吸収による地球環境保全

藻場再生による水産資源の回復により漁家経営向上と水産基地機能の維持を図り、安定した水産物を供給することで消費者の保護につながります。さらに、二酸化炭素吸収による地球環境保全につながります。

再生した藻場
再生した藻場

【2024年度】事業実施によって達成したい目標値や成果

藻場再生による水産資源の回復により漁家経営向上と水産基地機能の維持を図り、安定した水産物を供給することで消費者の保護につながります。さらに、CO2吸収による地球環境保全につながります。


・ガンガゼ駆除面積:20,000m2
・藻場再生面積:4,800m2(海藻被覆度40%)

藻場再生へ向けたスケジュール

2025年4月~2月 ガンガゼ駆除・海藻モニタリング調査
2025年7~9月 母藻投入

本プロジェクトに関わっている方々の声

藻場再生グループのメンバー

藻場再生グループ代表 東宝丸 井上健一

おかげさまで2年目までに3,000m2の藻場再生に成功しました。

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2022年から全国からいただきましたふるさと寄附金を活用して藻場再生事業に取り組んでいます。ガンガゼ駆除と母藻投入などの取り組みを行った結果、おかげさまで2022年に640m2、2023年には3,000m2の藻場再生に成功しました。
すでに藻場内での魚介類の産卵や稚魚の遊泳も確認されています。また、ブルークレジットの申請基準もクリアしましたので、今後申請へ向けて検討していきたいと考えています。

和光丸 山本昭二

藻場再生で水産資源保護とCO2削減を

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最近の玄海沿岸域は、本来南方に分布していたガンガゼウニの北上による食害により海藻が消滅する磯やけが拡大しています。
藻場は水産資源にとって重要な機能を果たしているとともに、CO2を吸収して地球温暖化を抑制する機能も有しています。2022年から開始したこのPJは大きな成果が出ており、継続できるよう応援しています。

佐賀市 原田さん

魚の町”唐津”の水産資源の回復に期待しています

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私は唐津の魚が大好きで毎月唐津を訪れています。最近は全国的に磯焼けが進んでいると聞いていましたが、唐津でも磯焼けによる水産資源、特にウニやアワビ、サザエの漁獲量が減少していることを聞き驚いています。
新聞で漁業者の皆さんが藻場再生に努力されていること、そして成果が出ていることをしりました。海の中の作業は大変だと思いますが、頑張ってください。

NPO法人 浜-街交流ネット唐津 代表理事 千々波行典

持続可能な漁業と地球環境保全のための藻場再生へのご支援をお願いします

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地球温暖化による影響は環境、生活、産業などいたるところに大きく影響しており、漁業への影響もみられています。
温暖化を抑えるためには温暖化ガス排出の削減が急務で、私たち一人ひとりの意識向上と行動も求められています。当法人も、再生可能エネルギーを使用しています。
今回の藻場再生事業で、水産資源回復を図るとともに、温暖化抑制の一助となればと考えています。ご支援宜しくお願い申し上げます。

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄附することができます。お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。